荒木経惟氏の作品、ポルノ写真と間違われる

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ハンガリーの首都ブダペストはMEOギャラリーで展示される予定だった日本人写真家荒木経惟氏の作品時価4700万円相当を運輸会社がポルノ写真と見間違え、破棄しようとしていたとのこと。今回展示を行うギャラリーの代表JuliaSzocsさんによれば、予定時間になっても荒木氏の作品がギャラリーに到着しないため、運輸を依頼したDHLに問い合わせたところ、それらは空港でポルノ写真と見間違われて足止めを食らっており、日本に送り返すか、その場で破棄するかの最終決定が行われている最中であるとの連絡を受けたのである。運輸会社のDHLではそれらが実際に破棄される可能性があった事は否定しているが、運搬に当たった従業員の一人が作品をポルノ写真と見なしていた事は認めており、また、作品の箱に添えられていた備考欄には、MEOギャラリーに向けて、DHLが作品を日本に送り返す可能性がある、という事について触れられていた、と話している。Szocさんによれば、その後DHLとの間で3日間に渡って交渉が続けられ、最終的にはMEOのスタッフがDHLの倉庫から自ら作品群をギャラリーに搬入し、予定よりやや遅れる形で何とか展示にこぎつけたのである。(写真は荒木氏の作品ではなく、美術目的のエッチな写真)

弁護士のLaszloGaborさんによれば、DHLは運輸を引き受ける前に、その箱の中身をきちんと調べるべきであった、とし、いずれにしても、ただ単に荷物の中身が気に入らないというだけでその中身を破棄できるような権利はない、と話している。

それに対し、DHLのマーケティングディレクターBertalanBognar氏は、顧客からの要請があった場合にのみ荷物を破棄する場合がある、と説明し、一連の事件は荒木氏の作品を嫌悪した社員の一人が、届け先のギャラリーに連絡する前に衝動的に行動しようとした結果であり、本来作品が破棄されるような事は決してない、最終的には作品を届けるつもりであったと説明している。

MEOギャラリー側は今回の件に関し、DHLを告訴する予定はないという。Szocさんは「裁判は時間も、お金もかかるからね。とにかく、荒木氏の作品がきちんと展示できたから今回はそれで十分よ。」と説明している。

【参考】荒木経惟公式サイト | 荒木経惟ページ

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