刺繍でリアリズム

今回紹介するのは、「刺繍」によってリアリズム表現を追求しているアーティスト Cayce Zavaglia の紹介動画です。
「刺繍」というと工芸やテキスタイルとしての表現のイメージが強く、一般的には「絵画」の制作手法としてはあまり考えられていません。しかしだからこそ、「刺繍」を絵画表現と考えてリアリズムを追求することにアートとしての意味は存在しています。

なぜなら、他の誰もがやったことないことを試してみることが、「自己表現」としてのアートが何よりも重要な現代において大きな意義を持つからです。制作手法がセオリー化された現代、アーティストと作品自体の存在意義はスキルやテクニックではないのです。

アートは自由な世界です。誰かが決めたセオリーややり方で表現をするようなやり方は、現代のアートの世界では廃れつつあります。刺繍を刺繍のまま終わらせるか、刺繍をアートとして高めるか、その選択をすることが自己表現の世界にではとても大切なのです。

『フランス刺繍と図案』

額とタペストリーの刺繍作品を収録。