物理演算+3Dプリント=彫刻

今回紹介するのは、CG制作で使用される「物理演算エンジン」を使用して立体を3D造形し、それを3Dプリンターでプリントアウトすることで作品を制作するイスラエルの彫刻家 Eyal Gever(エヤル ・ゲバー)による立体造形作品の紹介動画です。
日本の美大受験では、自らの手で彫刻・立体造形をすることが求められます。しかし、彫刻家の中には、自らの手をほとんど使わずに優れた立体造形・彫刻作品を制作するアーティストが存在しています。Eyal Gever(エヤル ・ゲバー)もそんな中の一人です。

Eyal Gever が造形する際に使用するのは、コンピューター。ゲームCGの制作などで使用される「物理演算エンジン」に条件を与えて様々な形を作り出し、それを3Dデータとして出力、3Dプリンターで作品をプリントアウトすることで作品制作が行われます。

つまり、自らの手では一切の造形を行っていないことになります。既に人工知能が芸術の世界に入り込んできていますが、この作品制作のあり方は、人工知能を使用することが前提となる近未来の芸術表現の世界の先駆けとなる、優れたコンセプトを持っています。