今回紹介するのは、紙を重ねることによって独特の立体感を持つペーパーアートを制作している明日とニアのアーティスト Eiko Ojala(エイコ・オリエラ)の作品紹介動画です。
紙を切るアート表現としては「切り絵」がありますが、このアーティストは紙を切るだけではなく、そこに「重ねる」という要素を取り入れています。独特の奥行き・立体感と、重なった紙から構成される「影」がまるで水墨画のような輪郭を作り出しています。

名前からすると日本人のようにも思われるこのアーティストですが、紙を重ねたことで生じる「影」が、浮世絵や水墨画という絵画文化の中で生まれてきた輪郭線を重要視する感性が見られます。紙の一枚一枚が、版画の重ね刷りによって作られた色彩のようです。

芸術関連の情報を多面的に調べると見えますが、海外で評価される日本人アーティストは、「日本人らしさ」を出すことのできたアーティストがほとんど。海外の真似をした作品は高く評価されないことを、美大受験生もわかっておいた方が良いかと思います。