皮肉られたアート

今回紹介するのは、口にピンポン球を加えて美術館展示の中に紛れ込むという、ある意味で現代アートのあり方を皮肉ったようなアートパフォーマンス、あるいはイタズラのプロジェクト動画です。
「ゲージュツ」あるいは「ア〜ティスト」といった言葉で、アートのあり方が皮肉られることがあります。確かに、特に現代アートの中には誰でもできるようなことを「ちょっと思いついてやってみた」といったような性質のものも存在するのも事実ではあります。

このプロジェクト(というか、単なるイタズラ?)は、そんなアートのあり方を皮肉ったようなものです。ピンポン球を口にくわえて、美術展示の中に紛れ込む。たったそれだけのことで、来場者はそれをアート作品と誤認し、鑑賞の対象として写真撮影しています。

2010年代の18歳人口は120万人。その中で主要美大を受験する美大受験生はたった3500人程度。1%以下の超少数派の特別な存在です。特別な存在であることを生かした特別で素晴らしい作品が増えれば、こんな皮肉り方もされないようになるのではないでしょうか。