石膏のような紙の彫刻

今回紹介するのは、中国人アーティスト 李洪波(Li Hongbo)による一見石膏像のような紙で作られた立体造形作品の紹介動画です。
多くの美術館では、展示してある絵画・彫刻作品に触れたり動かすことができません。しかし、この李洪波の立体造形作品は、ただ展示してあるだけでは意味をなさない、触って動かしてみて初めて造形力とコンセプトへの感動が味わえる作品となっています。

美術館という箱を作り、その中に鑑賞(見る)ための造形物を保管・展示するやり方では収まらないアート作品がどんどん増えています。パフォーマンスアートは所蔵できませんし、インスタレーションは展示期間が終われば同じものを再現することはできません。

アメリカの美術館ではゲームが所蔵物として認定され始めていますが、ゲームは所蔵すること自体に意味はありません(プレイして初めてその価値がわかります)。芸術学系を目指す美大受験生も、そういう現代のアートの傾向を知っておいたほうが良いでしょう。